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6月15日 高温、高速そして無潤滑。3拍子揃った軸受取付環境。


MTのCSSキャビテーション構築。
何とかベルヌーイの定理に従いベンチュリ機構を目指してはいる。
そしてなぜかしらブログとホームページの共振はなかなかできず
一向にその力は強大なものとはなり得ていない。

如何であろう。
最近のものづくり科学の記事の内容を統合してみた。
やってみたは良いが一向に内容を把握できない。

それではなぜわざわざ文章をいかめしくそして解読する事すら困難な状況に
向かわせたのか。

そのヒントは誰しもが素直にそしていかにも簡単に理解できる「焚き火」に実はある。
そうだ。九州は福岡、博多にある我が町工場得意技である焚き火焼肉大会の
焚き火である。

焚き火といえばやはり煙である。
あの煙はとてもいぶかしくそこにいられる状態でいられなくなる。
その場を即座に立ち去る事になる。

そうなるとつまりいとも簡単に姿をくらませることができる。


そうだ。実は本日の記事は煙に巻こうと思っているのだ~っ!!。









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本日は又してもトラブルの話。
決して個人的な私のファンクラブについてではない。
もちろんスーパーイニシャル○についてでもない。
しかし、わざわざ書くところが怪しい。

いけない。話がそれた。まあいつもだが。


先日我が社が取り付けたある機器。
とても環境の悪い箇所への設置であった。

今回のエントリーの題名にも記しているように高温、高速そして無潤滑という条件
3拍子が揃った箇所での取付だった。

これは機器の機能を果たすべく最も重要な部品。
つまり軸受について指している。

回転体には必ず軸受つまりベアリングが必要だ。
回転体シャフトに回転の力をモーター等により伝導させたとしても軸受が
うまく機能しない事にはその機器自体が成り立たない。

シャフトは軸受があって初めて回転体の機能を果たす。
そのため軸受の性能はその機器を左右すると言う事もできる。

特に周りの環境の条件は十二分に加味した上で軸受、ベアリングを何にするか
を決定する。

今回も私は十分に検討した上で軸受は選定したつもりである。

まさか今回のような結果になるとは予想だにしなかった。




実は稼動後そんなに長い月日は経っていない。

それなのに思いもやらない連絡が客先より入る。
「機械が止まった。」と。

即座に我が町工場の職人を派遣する。
現地より帰社したその職人にそのトラブルの状況を確認した。
そうするとやはり客先より事前に指摘のあった軸受が既に破損していたのだ。

その後はもちろん即座に対応だ。

先ずその軸受の破損の原因を検討。
どうも高温。つまり温度に原因があると判断する。

しかし、この軸受は高温用に製作されたものだ。
それでも耐え切らなかった事になる。

そうなると想像以上のかなりの高温環境での使用という事になる。


高温そして高速その上無潤滑。
つまりグリス等の油は一切入れる事はできないし、又グリスアップができる温度ではない。

そのため先ずその軸受に使用できる材質から見直す。
そしてその軸受として使用できるものを即座に探し出し、そしてそれを製造しているメーカーに
相談する。

さすがにそのメーカーでさえ頭をひねる。

今回はかなりの悪条件が揃っている。

しかし、これしかないというものを何とか選定し即座にその材料手配。
そしてその加工組立の図面を書き上げる。

それまであっという間に仕上げる。

図面を工場へ渡し、早速加工開始だ。

つまり今回の環境での軸受は、既製品の軸受ユニットあるいは玉ベアリングは
一切使用できなかったのだ。
それだけ悪条件が揃っていた事になる。

しかし、言い訳など一切できない。
予想できなかった我が社に100%責任はある。

そのため我が社全員で即座に判断そして即座に行動と言うことになる。

材料は関西在庫品であった。
特殊な丸棒であるが在庫があったとは不幸中の幸いだ。

さあ明日で完成。そして即座に取付だ。

この軸受。決して他では見れない機構のものだ。
それをいとも簡単につくる。
しかし、これはものづくりの世界では当たり前なのだ。

それはトラブル対応というのは一刻を争う。
それがどこにでもないこの世にない部品であってもつくれないとは一言もいえない。
又言おうとも思わない。
それがものづくり世界での実は常識なのかも知れない。

それは、失敗があるこそ技術は上がる。
そう神様が教えているのだから。


これからもトラブル対応。
このトラブルこそがものづくりにとって重要な事項である事は変化しないであろう。


しかし、トラブルが無知から起きたとすると。
それはトラブル以前の問題でもある。

日頃の勉強。そして実際の体験。そして実績。
ものづくりにとって経験という言葉はとても大きな響きがある。

これからも、日頃の努力を惜しくことなく失敗を恐れず経験を積む事こそが我が社では
ものづくりの情熱という言葉で表現して行きたい。



天才いや天災は忘れた頃にやって来る。
トラブルは忘れないうちにやって来る。





しかし、男女間のトラブルには決して巻き込まれたくなかとです。

特に亭主関白トラブルは。



それでは又です。




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 皆様たいへんお世話になり有難う御座います。
 男女間の愛にはトラブルがつきものブログあるはず。
 だって恋愛って人を盲目にさせるんだもの。うっふ~ん。
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2006.6.15by 博多の森と山ちゃん
by moritoyamachan | 2006-06-15 18:53 | 産業機械の内容
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