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7月12日 見積図面にかける情熱の度合い。


お陰さまでようやく最近受注が活発になり始めた。
一時はいかなる状況に陥るか心配した時期もあった。

従来の何倍もの見積活動がようやく日の目を当たるようになったとも言える。


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更なる新規のお客様よりご注文を頂けそうだ。
なかには一流の上場企業のお客様もおられる。
たいへん有り難く感謝しております。

常に忙しい状況でないと会社とは繁栄しないはずだ。
仕事に山や谷など決して必要ない。
それが会社に存在しているのであれば、それは努力が足りないはずだ。

お客様にいかに役に立つか。
役に立てない仕事をしているのであればもちろん注文など頂ける訳がない。

それでは、何が一体お客様のお役に立てるのか。
その情報はいかにして得れば良いのか。

その答えはいとも簡単だ。
お客様から直に聞きそして教えていただければ良いはずだ。
決して社内に閉じこもっていても何の情報も入ってこない。

官僚とは自分の足で情報を集めない事を言うらしい。


確かに昨今はHP、ネットという素晴らしいツールなるものがある。
今ブログもまさしくその渦中にあるものだ。

ネットではいかに情報を自分から出し、そしてその情報にいかに答えていただくか。
それがもしかしたら鍵なのであろうか。


しかしだ。
私はやはり実際に人に会い会話を交わしながら話を聞く。
これこそが情報集めの基本だと思っている。

今回新規のお客様はいずれも先ずは訪問させて頂き、そしてお話を聞かせて頂いた。
これは如何にネットがこの世を張り巡らせ直接顔をあわせること無しに商売ができる時代
だとしても私はやはり直に会いそして会話を交わす。
これに勝るものはないと思っている。

しかしだ。
我が町工場で製作している製品。
我が社近辺のお客様ばかりから注文いただけるわけではない。

その物件自体が存在しないとしたら。
その物件がある場所からの引合い、そして受注となるはずだ。

そのためもちろん遠方の物件もある。
そうなると受注が確かでない場合むやみに交通費と時間を掛けて行動するのは
一旦考えるのは当たり前だ。

私自身はいかなる場所でも足を運びたい。
しかしやはり可能な限りという前置きがどうしてもつく。



昨今の状況を振り返ってみると、遠方のお客様の物件がかなり増えた。
そして実際注文も頂き出張も私自身こなしている。
それでも会社としての組織は成り立っている。
いまだに電話帳からは消え去っていない。

そして時間の経過と共に、HPを当初開設した頃では到底信じられないような
金額の物件の引合も頻繁にある。
そして実際に受注できている。


そこでいつも考えさせられるのが見積図面の作成。
我が社の製品は殆どが受注生産品。
規格品があるわけではないためその都度図面を作成しそして製作する。

通常は注文頂いた後図面は作成する。
あるいは見積時には参考図面を提出する。


しかしだ。
昨今の大きな金額とお客様の要望から鑑みるにその見積の引合の土俵に乗る為に
必要な作業。
それに見積図面の作成がある。

図面を作成したところで注文になるかどうかは全く予測できない。
しかし、図面を作成しない事にはその見積引合も頂けない事になる。

そうなると。やはり書かざるを得ないであろう。

しかしだ。そこの状況を如何に判断するか。
それも重要だと思っている。

本当に見積土俵に乗れるかどうか、果たして相見積のための図面作成では
ないか。
あるいは、既に他社が受注している物件で参考のためあるいはコストダウンを
はかるための依頼ではないか。
その情報を如何に的確に掴むか。
とても重要な要素に違いない。

それは図面を書く事により時間コスト。
そして図面内容の技術的ノウハウ。
一品料理仕事をやっている我が社にとってとても大切な役務の提供となるからだ。
それは我が社だけではないのは当然だ。


今必死で書いている図面もその役務の提供での図面作成だ。
お客様からの言葉を信じ先ずは引合の土俵に乗る為に一心不乱に書いている。

しかし、図面納期に間に合うか。


お客様の発言はやはり納得できる。
我が社とはこれまで全く取引がないのだから何を信頼して良いかがつかめない。
金額もかなりの高額。
そうなると信頼できる何かが欲しい。
当たり前だ。


だから描いている。書いている。
この先どうなるかは神のみぞ知る内容であろう。


しかし、この見積図面の作成。
これほど失注した際の落胆の色が輝く仕事はない。
単純に金額をはじく見積作業もたいへんだがこの図面作成に労した役務を
比較すれば即座に判断ができる。


これからもこれだけネットでの引合が活発になれば大きな企業様直接のお話が
一段と増えるはずだ。

そうなるとこの見積図面の作成の為に燃やす情熱の度合い。
活発にせざるを得ないのであろうか。

そうなると失注した際の落胆の色はより一層濃くなる事は間違いない。
それだけ金額も大きくなるのであろうか。


壁シリーズ代表される養老孟司。
養老氏が常に唱えている「情報が変化しているのではなく人間が変化している。」
との言葉。

このネットが活発になった時代だからこそ信じうる言葉なのだろうか。

そうなるとやはりものづくりにかける情熱の度合いの大きさはお客様の人間次第という
一面があると日頃信じている事実は何も私だけの感想ではないというのは
事実であるようだ。


それでは又です。




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 皆様たいへんお世話になり有難う御座います。
 後は野となれ山となれブログあるはず。
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