写真はトロンメル式選別機の全体写真です。
トロンメル式選別機は、本体ドラムに厚い平鋼を巻きつけ
それをローラーに載せ、ローラーが回転することにより
ドラムも回転します。
通常、ドラムは排出側に向かって5°程度傾斜をつけます。
実際稼動させると、傾斜はつけているのに、回転の度に
排出側と反対方向に登っていくことがあります。
その場合、ドラムの載ったローラーを若干左右前後に移動させ
調整します。
逆の場合もあります。
但し、稼動当初調整すれば後は殆ど変化はありません。
そのため必ずローラーは調整移動できる構造で製作する必要があります。
また、
ドラム胴巻きの平鋼と、それが載るローラーは通常異なる材質を使用します。
本体の胴巻きの平鋼を交換することは、物理的に無理があるため
わざとローラーのほうが磨耗しやすい材質にします。
ローラーは交換がやりやすいためです。
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2005.3.9 by 町工場の親父のスーパー息子