バイオマス・ものづくり・町工場野郎
2010-04-22T15:19:33+09:00
moritoyamachan
町工場の親父の息子が、燃え盛るものづくり情熱で日々綴るとです。2009年。新年度もどうぞ懇ろにお願い申し奉ります。このブログの作者は森と山ちゃん。
Excite Blog
3月22日 バイオマス乾燥ボイラーシステムとはなんぞや。
http://kenmori.exblog.jp/14224809/
2010-03-22T15:13:00+09:00
2010-04-22T15:19:33+09:00
2010-04-22T15:13:09+09:00
moritoyamachan
バイオマス
何とかバイオマス乾燥ボイラーシステムと名を付けた今後の方向性を明確にした提案書なるものの原案の一部が出来上がった。だが原案を果たして公開して良いかと言う疑問が残るが密かに隠さなくては手が後ろに回るような内容ではない。又、どこかしら妖艶でいやらしく低年齢層の親御さんから散々たる非難の声を浴びるような内容でもない。今後何らかの修正そして改良が加えられ正式と言う名の称号の元世間に晒される事になるのは自分自身でもはっきり自覚しているのだから堂々と曝け出しても何ら問題ないであろう。そして今後この用紙の束を手に携えてあらゆる場所を歩き回り批判、叱責、助言を頂かないといけないはずなので事前に多数の非難、中傷、悪口を浴びておけば手を加える事が出来る。先ずは原案を公開しますので早々ご批判頂ければ幸いです。
全ての図はクリックされるとFlickrへ飛び大きな図で見れます。
先ずは自然バイオマス原料を燃料に利活用することを勧めている。自然循環有機資源なのだからカーボンニュートラルでCO2固定で増加せず地球温暖化防止だ。従来捨てられていたのものを燃料として使える。林地残材、間伐材を使う事で森林そして竹林保全に繋がる。自然のものであるため実際燃やしても排気ガスが少なく環境にやさしいはずだ。確かに地球温暖化そのものについても議論はある。だが、森を守る。廃棄しない。それにより自然は守れないだろうか。
次にバイオマス原料を水分率を20%に落とすことの提案だ。水分率が高い原料をそのままボイラーへ投入できないし又できるボイラーがあるとしても非常に燃焼効率が悪く結局燃料を大量に使う事になる。それであれば事前にバイオマス原料を事前に乾燥させればボイラーでいとも簡単に燃やせる。それに乾燥機の乾燥加熱の熱源はボイラーの廃熱を使えば良い訳だ。
そしていよいよ登場するのがベンチャー社長開発のバイオマスボイラー「Joule」だ。これは従来にはない画期的なものだ。実際燃焼する際ダウンドラフト、アップドラフト方式ではない。それどころか火格子がない。それは非常にコンパクト、小型で燃焼設備が構築できる事を意味する。詳細は後のページで登場する。既に自分自身の眼で実物を細部まで舐めつくしている。このバイオオマスバーナ「Joule」とうちの乾燥機「乾(かわ)くん」が合体したものが今現在開発されている訳だ。
ついに本番登場だ。名付けてバイオマス乾燥ボイラーシステム。乾燥機とバイオマスボイラーが一体化されたものだ。乾燥機の熱源はバイオマスボイラーの廃熱を利用しており新たに用意する必要がない。これは燃料費削減を意味する。乾燥機で乾燥されたバイオマス原料は燃料となりそれをバーナー「Joule」で燃やし熱エネルギーへ変換する。自然バイオマスをこの乾燥ボイラーへ投入し熱風、温水そして蒸気を発生させる。バイオマス原料は乾燥機で燃料となりそれを燃焼する。その燃焼の廃熱を乾燥機へ入れ原料を乾燥させる。熱を無駄なく使える上その燃料は乾燥機へ投入するバイオマス原料な訳だ。一切化石燃料を使用せずバイオマスの循環システムでありそして熱のリサイクルも実現することになる。
そしてバイオマスバーナー「Joule」の紹介だ。特許出願中で誰も真似できない。又、実際稼働中の際は写真撮影も禁止されている。真似する輩はどこにいるか分かったものではない。
次にはうちの乾燥機が登場。従来の技術を応用して開発中だ。特許出願中の内容なのだから決して真似だけはされぬように重々お願い申し上げます。
取り急ぎ今回作成した内容を披露させて頂いた。今バイオマス乾燥ボイラーシステムは6月の展示会に向けて開発中だ。今後共「Joule」開発の社長と手を組みお役に立てるものを作るつもりだ。確かにふところは寒い。ない袖は振れるはずもないのは事実だがやらないことにはうち零細町工場のお陀仏が近づくだけだろう。いつも読者数が僅かなブログではあるますが、もし今内容をお読み頂き何らかを感じ得られたならばとても幸いに存じます。
それでは又です。
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2010.3.22 by 博多の森と山ちゃん
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3月7日 木質バイオマスってバイオマスのひとつらしい。
http://kenmori.exblog.jp/14224729/
2010-03-07T15:00:00+09:00
2010-04-22T15:14:32+09:00
2010-04-22T15:00:42+09:00
moritoyamachan
バイオマス
繰り返すがバイオマスとは一体なんぞやとなるが。カーボンニュートラルという言い方すると下図が分かりやすいだろう。
全ての図はクリックされるとFlickrへ飛び大きな図で見れます。
次にバイオマスの種類と特性。現在弊社で火を使わず乾燥させ燃料化出来るのは下図廃棄系バイオマスそして未利用バイオマス、木質、草等可能だ。
下図が農林水産省の地球温暖化対策の戦略図。
そして木質資源の利活用での地球温暖化対策についての図だ。
化石燃料は輸入に頼らざるを得ずCO2を排出し環境保全に逆行する。日本国内にある再生可能エネルギーであるバイオマスを利活用することにより1)地球温暖化防止。2)循環型社会の育成。3)新産業の創出。4)農村漁村の活性化。ひいては地域経済の活性化。そして雇用の確保。5)日本国内でエネルギーの確保。と様々な利点が発生すると信じている。特に新産業の育成、新しきビジネスモデルを考え実現すれば疲弊している日本のものづくりへの貢献もできるではないかと考えている。常に空っぽの頭で新しきアイデアを練らねば糞親父のままに違いない。
今現在開発途中である乾燥機一体型ボイラーだがなにも木質バイオママスにだけ限っている訳ではない。乾燥すれば燃料となり得るもの全てに適合するべく開発邁進している。確かに次より木質バイオマスにについて述べる。その最後には木材チップボイラーのメーカー名が記載されている。その中に過去、現在と日本国内を席巻しているシュミット社の高水分率対応木材チップ乾燥機がある。これは木材チップが水分率が高くとも燃料として使用でき、現在の日本国内でのメーカが太刀打ちできない製品だ。これを目指しているわけではないがこれを目指さない訳にはいかない。だが実際はこれのみをライバル視している訳でもない。もっと大きな構想としての木質バイオマスであれば新しきモデルはないかと模索している。それは弊社のみの頭での考えではないが既にその絵は描かれており木質をなるべく破砕せずそして高水分率のままボイラーへ投入し燃料とするという構想だ。従来の工程をなるべく省略化し木質切り出しから燃料の原料とされ燃やされるまでを如何に短縮しコスト削減に繋げる事が出来るかを考えている。既に構想は出来上がっている。乾燥はボイラー排熱を利用し新たなる熱源は全く必要としない。ボイラーから排出される他のものまで一切捨てることなく利活用できる仕組みを考えられている。今内容はここまでとしよう。私一人で考えた訳ではなくこれにはあの方、この方そしてあちらの方まで絡んでいる。もちらん弊社としては乾燥機一体型ボイラーを先ずは開発せねばならないと記す。
では木質バイオマスについて
先ず木質バイオマスを資源としてどういったエネルギーになるのか。大きく3つに区分される。
木質バイオマスエネルギーフロー図
木質バイオマス、木材では資源そして原料、燃料としは大きく二つがある。ひとつが木材チップ。ひとつが木質ペレット。それぞれの内容について記載する。先ずは木材チップについてそして燃焼フローについて。
そして木質ペレットそして燃焼フローについて
木質ペレットは木材チップより作業工程が多く複雑で手間ひまがかかりコストが掛かり高価だ。それでも木質ペレットが使用される理由はある。
次にボイラーについて。
そしてあのライバル視すべきシュミット社のチップボイラーの紹介も。
木材バイオマスには木材チップそして木質ペレットがありそれぞれに特徴がある。その特徴に合わせた使用方法がありそれに対応する機器も異なる。現状の更なるコスト削減に繋がるビジネスモデルが成り立つためには高水分率荒破砕チップ対応乾燥機一体型ボイラー開発は欠かせない。そして開発成功時点でそのビジネスモデルは更なる発展を見せるかも知れない。決して詳細を書かないいや書けないビジネスモデルは果たして実現するのか。切り出し、破砕、乾燥そしてボイラ燃焼。それには林業、トラック搬送、誰が破砕しどこに設置するのか。そして何の目的に利活用するのか。全体のコストで化石燃料に打ち勝つことだできるのか。だが、今日のエントリーの内容は既に他の素晴らしき人物が考えだし既に実現段階に至っているかも知れない。それにしても最近いくら働こうと寒い季節だけでなくふところまでもが寒が戻ったままなかなか春が来ないのは誰のせいか。もちろん今だに糞親父である私のせいだあ。
出典:
よく分かる資源・環境対策 農林水産省
木質バイオマスエネルギーの利用 和歌山県
木質資源利用ボイラー導入指針 岩手県
それでは又です。
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2010.3.7 by 博多の森と山ちゃん
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3月5日 過去の写真とはバイオマスは関係がないらしい。
http://kenmori.exblog.jp/13879639/
2010-03-05T20:59:00+09:00
2010-03-05T21:02:35+09:00
2010-03-05T20:59:40+09:00
moritoyamachan
乾燥機
バイオマスとほざいてるが一体何の目的でやろうとしているのか。図で示すと下記の通りだ。
1.地球温暖化防止。2.循環型社会の育成。3.戦略的産業の育成。4.農産漁村の活性化だ。
地産地消による地域産業の発展に伴う雇用の確保。それはひいては新産業の育成となると信じている。
ではバイオマスの利活用率の状況と言うと下記の図の通りだ。2008年度の内容だが。
弊社は汚泥そして木質に取り組んでいる。木質で言えばバイオマスで活用すべき林地残材、間伐材の利活用状況は何と1%だ。但し、最近は木質のバイオマスへの取り組みは少しずつだが増えている。もう少し利活用はされているはずだがそれにしても余りに低い数字だ。
(上記図は「平成21年度九州バイオマス発見活用協議会」のサイトより抜粋しています。)
産業廃棄物である汚泥はセメント工場のキルンで焼かれているもの多い。その際引き取り費用は重量換算のためなるべく乾燥させ重量減らせば産業廃棄物費用が減り弊社乾燥機も導入頂いた。
だが昨今の経済状況から産業廃棄物自体も減少し乾燥機導入のメリットが薄れ始める。
最近の弊社への汚泥処理の引き合いの内容も変化している。単なる重量減少させるためだけの目的が汚泥を乾燥させ利活用しようと言う動きが活発化している。利用目的としても最も多いのが燃料だ。そして樹脂の原料。そして従来よりある堆肥利用目的だ。お金が出ていくものをお金を生むものに変えようとしてるようだ。又、弊社乾燥機は余剰蒸気を熱源としているため火気使用とは異なり乾燥時にCO2排出はない。乾燥時にバーナ燃料させないので焼きむらそして灰が発生せず煤塵処理装置等付帯設備がいらない。設置面積が小さくて済む。
だが実のところこれだけでは満足していない。汚泥についても木質バイオマス同様乾燥機一体型ボイラ開発だ。汚泥は乾燥しなければ燃料にはならない。乾燥すれば燃料になる。乾燥させた汚泥をそのままボイラーで焚けば熱風、温水、蒸気が発生させられる。この際乾燥にはもちろん火は使わない。ボイラー燃焼時の排熱を使う。わざわざ乾燥のために熱源、熱を発生させる必要はない訳だ。
だが、ふところは寒い。だがやろう。必ずやろう。今回も最後は前日今ブログ内容お金の話に戻ってしまった。
よく言われる。開発にはアイデアさえあればお金は必要ないと。とんでもない。お金がなければどうやって作る。どうやって実験する。誰が作る。人は入らないのか。
物を作る内容のアイデアは浮か上がった。そうだ次に中身のない頭の糞親父である私は次にはお金を生むアイデアを寝食忘れる程もがき苦しみ考え抜かねばならないのだろう。これからも休日の無い日は続く。そんなこと分かっているたいっつ。
下記は最近の我が町工場の写真らしい。これだけたくさんあればだれが見るかあっつ。
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それでは又です。
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2010.3.5 by 博多の森と山ちゃん
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3月4日 プラズマ切断機と木質バイオマス
http://kenmori.exblog.jp/13872411/
2010-03-04T21:33:45+09:00
2010-03-04T21:33:43+09:00
2010-03-04T21:33:43+09:00
moritoyamachan
乾燥機
本日は乾燥テストは行っていない。それどころか乾燥機内部に少々改良を加えている。明日には弊社の火気未使用熱源余剰蒸気使用の連続コンベア式乾燥機は稼働できるだろう。次はいよいよ木質の乾燥テストを行う。木材チップそしてバークつまり樹皮だ。計4種類を乾燥サンプルとして送って頂いている。
現在手掛けている木質バイオマスだが木質を燃料とする。当たり前だ。再生可能エネルギーでありカーボンニュートラルで環境に優しいのは謳い文句だ。この木質バイオマス全体を頭に思い浮かべてみよう。使用するのは本来処分しなくてはならない間伐材、林地残材が主だ。それを切り出し森の外へ運ぶ。トラックへ載せボイラーで焚き温水、温風そして蒸気を発生させる。だが切り出した丸木のままではボイラーへは入れられない。そのため今現在は木材をペレット化あるいはチップ化する工程を必要とする。それに木材の水分率が高いとうまく燃えず燃料としての役割を果たさない。そのためなるべく完全に乾燥されたチップ、ペレットが燃料として使われている。それでは燃料を作る工程が入るため化石燃料と比較するとどうしてもコストが割高になる。現在補助金、助成金が必要なのは当然と言えばその通りであろう。
では化石燃料に打ち勝つためにはどうすれば良いか。中身のない頭で考える。自宅で言われる糞親父が頭をひねらせた訳だ。
先ず現地で荒い破砕のみ行う。それをなるべく近い場所へトラックで運び現地での荒破砕だけのそれも高い水分率のままボイラーへ投入すればかなりのコスト削減になるのではないかと結論を出す。それが弊社で開発している乾燥機一体型ボイラーだ。実のところふところに難があり現在今だ構想段階だ。だが乾燥機現物があるので熱源の装置さえあれば開発に勤しむことができる。そのこれから開発の乾燥機一体型ボイラーだが。先ず荒破砕の木材の処理はどうするか。弊社の乾燥機の投入装置である程度破砕できる。実際県の機関の方に荒破砕の竹だったか投入して頂いたがある程度破砕できたと報告を受けている。荒破砕のまま乾燥機に投入ができる。次に高水分率はボイラー本体から排熱をもらいそれで乾燥させる。特許出願済みの弊社の乾燥機が大いに本来の役割を果たす。ある程度細かくされ乾燥された木材がボイラーに投入され燃料に使用される手筈となる。ボイラーに投入される木材はどれだけ乾燥させられたかで燃料効率が異なる。水分が少なければ少ない程良く燃えボイラーの力を最大限発揮できる。木材の切り出し、搬出コストについても林業側で試行錯誤で国を挙げてやられているようだ。化石燃料より安いコストで燃料化されればそれこそ循環社会の形成、地産地消による地域社会の育成そして環境保全。忘れていけないのが林業が儲かり活性化されるはずだ。弊社も儲けさせて頂きたいが。
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現状こう言った構想を描き開発に勤しむ構えであるが日本における零細製造業の経済状況からするとなかなか厳しい面が実はある。だから血税であるのはたいへん申し訳ないのだが助成金申請を活発にさせて頂く。ふところがいつも寒いため少しの金額でもたいへん助かるのだ。今まで乾燥機開発に長年苦労したが全て自腹でどこからも補助を受けてはいない。だが今はきつい。リーマンショック以前はそれなりに仕事量を確保できた。だが現状を述べると恥ずかしながらまだまだなのが正直な答えだ。
そうも言ってはならないので助成金が出なくてもやろうと言う意気込みはある。他社がやる前に商品化させなければとの思いが自分自身を急き立ててしようがないばいっつ。!!
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下記ビデオはうら若き職人がプラズマ切断機を使っているらしい。
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2010.3.4 by 博多の森と山ちゃん
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3月3日 廃菌床は乾燥すれば燃料になるらしい。
http://kenmori.exblog.jp/13872395/
2010-03-04T21:32:20+09:00
2010-03-04T21:32:19+09:00
2010-03-04T21:32:19+09:00
moritoyamachan
乾燥機
今日も乾燥テストをもちろん行った。立て続けに行わなければお客様にお待ち頂いている。今回はキノコの廃菌床の乾燥テストなのだがこれは乾燥させれば燃料になるらしい。我が県のある町が検討されているらしくまさしく自然エネルギー利活用のバイオマス燃料と言う事になる。弊社の乾燥機では全く問題なく難なく乾燥できた。実はこの廃菌床の乾燥テストは県の機関の方でやって頂いた際はなかなか乾燥しなった。そのため乾燥機内部の構造を変更し自分達のみで行ったのだ。うまく行くとは事前にある程度把握していた。この廃菌床は汚泥と性質が似ており粘着性、付着性がある。弊社乾燥機は乾燥処理物により構造内部を変更しそれに合わせた乾燥機を成り立たせている。より乾燥できるようその乾燥処理物に合わせた構造に即座にできるように仕組んでいる。それは木材チップ、竹チップ、木材皮バーク等堅く大きな固形物のための構造。そして汚泥、おから、食物残さ、お茶殻のように固形物ではなく粘着、付着性が強いねばねばした物のための構造。それぞれに合わせた構造を内部を変更するだけで大丈夫なように作られている。構造での手前味噌を加えればそれも簡単に行える。と言う事は構造が至極簡単でメンテナンスもやりやすい事になる。これまで行きつくまでにはかなりの苦労があったのは事実だ。しかし買って頂く側にとってはどうでもよいことだ。ただ、遠方のお客様に買って頂いた場合特に壊れない構造は絶対条件で1年以内であれば無償保守を付きつけられる。壊れないとは如何に簡単な構造であるかと言う事だと考えている。だが構造が簡単なだけに真似もしされやすいことになる。ものづくり同業者でよく耳にする話が真似されるのが当然な海外中国へ輸出する場合先ず解体出来ないように全て溶接で固めた構造、あるいはセンサーを取り付け解体出来ないように解体しようとすれば機械が止まるように作るらしい。壊れないように簡単な構造であると即座に真似されるためなるべく解体出来ない工夫を施すと言う訳だ。どれだけ有効であるかは疑問が残るが日本国内が新規設備をしない以上海外特に新興国を目指そうとするし実際弊社も既に手を伸ばそうとしている。そうなるとどうしても真似されない何らかの工夫は施さねばならないであろう。
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話は変わるが今現在は公募が盛んな時期だ。既に応募を終えた林野庁案件の次は通産産業省の地域イノベを応募するよう県の機関の方にお願いした。快く了承してくれ次なる補助金申請となる。この説明会が3月11日にあり出席するべく既にファックスを送った。いつもふところ厳しい我が町工場は開発資金の捻出には苦労する。何とか助成金、補助金が出ればたいへん助かる。
応募内容の詳細はまだ記さない方が良いだろう。秘密漏えいの犯人で捕まることになる。今だ前科は付いていない一応まっとうな人間だ。家では名前は糞親父だがどうでもよいことだ。
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公募はするが何とか乾燥機を買って頂かなければならない。乾燥機単体ではなく汚泥、木質等のバイオマス全体での提案を今後行う。県の情報誌にも掲載して頂く。そして6月には展示会にも出展する。県の補助があり格安だ。その展示会には乾燥機一体型ボイラーとヒートポンプ乾燥機でのバイオマス全体の提案を考えてはいる。今後どうなるかはどう行動するかだが。又、展示会は海外でも是非出展したい心地はある。それも探って行こう。これからも休日なしでうまづらいや馬車馬のごとく働くのみだあ。
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下記ビデオが廃菌床は乾燥すれば燃料になるらしい。
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3月2日 油煙渦巻く汚泥乾燥とヒートポンプ乾燥機
http://kenmori.exblog.jp/13872379/
2010-03-04T21:30:32+09:00
2010-03-04T21:30:31+09:00
2010-03-04T21:30:31+09:00
moritoyamachan
乾燥機
本日より乾燥機のテストを再開した。現状の弊社の乾燥機の熱源は余剰蒸気、余り蒸気を想定した低圧飽和蒸気だ。圧力はほぼ0.5Mpaに設定してある。
本日の預かった乾燥サンプルの乾燥はなかなか手強かった。見た目は乾燥しているのだが触ってみるとごこかしら湿っぽい。その上過去経験したことがない水蒸気状の白煙がいくら乾燥しようと立ち上る。従来乾燥すれば殆ど見られない白煙が何時まだ立っても消えない。おかしいとは思ってはいた。その上、実際赤外線水分計で乾燥させた汚泥を測定するとやはり手の感触通りあまり乾燥していない。今まで様々な汚泥を乾燥させてきたがこれ程乾燥率が悪いのは初めてだった。
乾燥テスト終了後首を傾げながらもお客様へ直接電話連絡する。思いのほか乾燥しなかった旨を伝える。その理由は即座にお客様から教えて頂く。汚泥にかなりの油分がありその油が乾燥を邪魔しているはずだと。即座に納得する。あの何時までも消えぬ白煙は水蒸気ではなく油煙だったのだ。それに乾燥を妨げていた原因は油分だったのだ。一人頷きながら受話器を置く。
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その汚泥乾燥テストが終わった頃にお忙しい中ご来社頂く。この方は素晴らしい経歴の持ち主で現在も幅広くご活躍されておられる一角の人物だ。具体的要件は草バイオマスなのだが殆どそれ以外について幅広くそして詳しく教えて頂く。非常に勉強になった。
さて、本題の草バイオマスだが。草を捨てる際の費用からすると草を燃料として使用するのは十分に採算が合うらしい。実際金額の数字の成り立ちを詳しく説明され納得する。そして草について様々教えられる。先ず草は急激に高い温度で乾燥させるより低温で長時間掛けて乾燥させた方がよりよく燃える。草の発熱量は高いらしく他のバイオ燃料との組み合わせで燃やす、他の発熱量が低い燃料と燃やすのもひとつの有効な法だと。
だが、今回ご来社の本来の目的は他にあった。それは、ご専門のヒートポンプと弊社の乾燥機の組み合わせたシステムの構築のアイデアのご提案だった。ランニングコストが化石燃料の7分の1と言われるヒートポンプを熱源とした乾燥機を作らないかとの発案なのだ。これにより弊社とすればボイラー排熱利用ボイラー一体型乾燥にもう一つのラインナップとしてヒートポンプ乾燥機が増えることになる。即座に頷きやることにする。これにより提案内容が増えた記念すべき日を迎えたことにもなるはずだ。
だが次にきつい要求をされる。それは今回の草バイオマス用のヒートポンプ乾燥機の提案を明日しなけらばならない。そのため本日中に構想図を書いて欲しいと言うのだ。さすがに無理だと断った。だが具体的金額も提示される。その上必ず決まるとの太鼓判を押される。そこまで言われるのならやはりやるべきだろうとつい首を縦に振る。果たして良かったのだろうか。疑問符は頭を駆け巡る。その方が帰社後は他の仕事をほっぽり出して懸命に描き始める。つい先程お陰さまで完成させ既にメールで送った。ほっと胸をなでおろしているところだ。
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本日は汚泥そしてバイオマス燃料を利活用すべくシステム構築にボイラー一体型乾燥機だけではなくヒートポンプ乾燥機も追加された記念日だとここに記しておく。
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下記ビデオは油煙がけたたましく渦巻く乾燥機らしい。
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2010.3.2 by 博多の森と山ちゃん
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3月1日 草バイオマスらしい。
http://kenmori.exblog.jp/13848883/
2010-03-01T21:30:00+09:00
2010-03-01T21:31:23+09:00
2010-03-01T21:30:52+09:00
moritoyamachan
乾燥機
明日わざわざ御来社される目的は草バイオマスについてのご相談らしいがなにも本格的にバイオエタノールを作るわけではないのだろうと勝手に想像している。草を粉砕し乾燥させ燃料として使用すると言う事なのだろう。今現在取り組んでいる木質バイオマスの木質が草に取って変わるのだろう。ただ、燃料として草を使用する場合燃焼効率、カロリーはいか程なのだろう。具体化、本格化すれば燃料として使用した場合の具体的数字の把握は必要だ。
問題点としては木質バイオの場合もそうであるが先ず供給量の課題はある。草は誰かが刈り、集めそして運搬しなけらばならない。その際のコストはどのくらいかかるのだろう。どうしても最終的には化石燃料との比較になる。ただ今現在廃棄されているであろう草を利活用するのは循環化社会構築の第一歩ではある。弊社の立場としては一企業であるから当然利益があるビジネスでなければ取り組む訳にはいかない。今現在取り組んでいる木質バイオマスであれば、化石燃料に頼らない温室効果ガスを出さない再生エネルギーを活用した社会構築、又木質であれば森林保全、林業の再生それに伴う地域産業の育成と雇用の確保。これらが目的、目標だ。草の場合はどうなのであろうか。不明な点はあるけれども今現在構築している木材荒破砕後の乾燥、ボイラー燃焼までの一貫の設備構築できればそのまま草にも適合できるだろう。
これは乾燥、燃料一体型設備構築により燃料として使用できるラインアップとして汚泥、家畜の糞、木質間伐材、竹に新たに草が追加されると言う事なのだろう。化石燃料を全く使用しない再生可能エネルギー、自然エネルギーを最大限利用出来る得る燃焼設備の構築のその燃料の新たなる追加と言う位置づけとなる。廃棄物とされるくらいなら草を有効活用する意味合いからも決して非難されることはないだろう。でも一体草の種類にもよるのだろうがどれだけのカロリーがあるのだろうか。興味津々ではある。
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話は変わるが明日の議題にヒートポンプがある。最近は冷媒にCO2を使用したものがある。これは使用用途として向き不向きがあるようだが冷媒が何であるかは別としても果たしてヒートポンプも合わせたシステム構築はできるのだろうか。
実は弊社乾燥機の熱源にヒートポンプ利用を検討した事が過去ある。その当時の大きな問題点は温度だった。温度が低く乾燥には向かなかった。だが、高温ではなく低い温度で長時間で乾燥させねばならないものも現実にある。そういう物はヒートポンプ利用が最適だ。イニシャルはかかるとしてもランニングコストはかからない上にCO2排出は皆無で環境保全の最たる役割を果たす。ヒートポンプは使用用途によっては環境保全には欠かせないものだ。
明日はそのヒートポンプの活用方法あるいはその冷媒についても詳細に教えて頂こうと考えている。
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それでは又です。
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お時間の許す限りこちらも眺められるともしかして良いことが。。。
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明日から乾燥テスト再開ブログあるはず。
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2010.3.1 by 博多の森と山ちゃん
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2月28日 廃棄物である汚泥は燃料として使えるって本当ですかい。
http://kenmori.exblog.jp/13848854/
2010-03-01T21:27:29+09:00
2010-03-01T21:27:29+09:00
2010-03-01T21:27:29+09:00
moritoyamachan
乾燥機
産業廃棄物である汚泥は捨てるにはお金が掛かる。それを燃料として利活用すれば先ず捨てる費用が掛からない。現在は温暖化が地球規模で問題視されている。乾燥するためには熱源が必要だが火を直接使えば燃料が必要だ。乾燥熱源に火を使えば燃焼だけでもCO2は発生する。火気使用の乾燥は焼きむらが必ず発生し灰も出てくる。灰処理、煤塵処理そして集塵設備が必要となる。火事を起こさぬよう安全管理が求められる。手前勝手で申し訳ない。弊社乾燥機の熱源は今のところ余剰蒸気を想定している。余った低圧飽和蒸気を使った乾燥機を製品化している。焼きむら、灰など出さない。付帯設備が必要なく設置スペースも狭くてよく何よりもお金が出ない。伝導伝熱で乾燥させるため乾燥時にCO2発生もない。低圧蒸気は安全だ。本体そして蒸気配管はブラスウール等の断熱材で覆い熱を逃がさないようにするがそのため火傷の心配がない。決して貯めて乾燥させるバッチ式ではなく運びながら乾燥させる連続コンベア式乾燥機だ。そのため乾燥処理物を運ぶ搬送設備も少なくて済む。汚泥は運ぶだけで難しい。付着性があるためベルトコンベア搬送が困難だ。スクリューコンベアでの搬送が想定されるが付着性が強い汚泥のため羽根に付着し棒状になり結局搬送しなくなる可能性がある。それは交差スクリューコンベアで問題は解消される。乾燥機までの搬送は問題ない。又、乾燥機自体が交差スクリュー式のため投入のための搬送設備コンベアも必要ない可能性もある。だが、必要な熱源である低圧飽和蒸気がない場合は弊社の乾燥機は使用できないのか。多くのお問い合わせを頂く。そのため今現在開発途中だ。熱風で乾燥させる乾燥機を。だが熱風乾燥機は市場にいくらでもある。当然同じ製品など作るはずもない。内容はボイラー排熱利用でこの場合乾燥機とボイラーが一体化されていると考えて頂ければ良い。ボイラー使用用途は温水、熱風、蒸気の3種類がある。いずれのボイラーであっても排熱利用を考えている。今後弊社の提案は汚泥の搬送、乾燥そしてボイラー燃焼全て一括での設備の内容だ。汚泥を燃料としてボイラーの燃料として使用し廃棄物を出さないCO2発生の少ない環境に優しい設備のご提案だ。汚泥は他にも活用方法があり、堆肥、樹脂の原料等。その利活用の内容についても探っていきたい。次がお金の捻出方法だ。汚泥を捨てないので従来費用として出ていたお金を使う。又環境保全対策製品のため銀行融資もやりやすい。その方法についても調査しているところだ。
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汚泥だけではない。もうひとつ重要な題目が木質バイオマスだ。間伐材、林地残材の利活用は差し迫った大きな問題だ。今のままでは日本の森林は廃れ日本の国土に大きな影響を与える。その解決方法のひとつがバイオマスと信じている。化石燃料でなない木材を燃料として使用する。それは再生可能エネルギーでありカーボンオフセットであり新たにCO2排出がない。地球温暖化の温室効果ガスであるCO2を吸収する森林を守りそのエネルギーを利活用する訳だ。エネルギーをわざわざ海外から輸入なしに地産地消で地元に新たなる雇用を生み出し林業を盛んにすれば地元経済は潤う。だが、木材、間伐材、林地残材を燃料として利活用、木質バイオマスには様々な問題点が山積している。切り出し、搬出、搬送のコスト。水分率が高い木材の乾燥コスト。
チップ化あるいはペレット化へのコスト。確かに今現在の国内での木質バイオマスは海外と比較すると大きく遅れている。しかしこれから挽回する時代のはずだ。弊社とて力を注いでいる。既に従来の乾燥手段は火気使用によるロータリーキルン式が一般的だった。ところが福岡県森林林業技術センター殿の提案アドバイスにより先ずは余剰蒸気での乾燥機の製品化には成功している。だが、汚泥同様にこれだけでは物足りない。今現在行っているのが既に記載した汚泥同様なボイラー一体型の乾燥機の開発だ。投入から乾燥そしてボイラー燃焼まで一体設備として提案を目指している訳だ。今内容は従来とは異なり進歩している点がいくつかある。高水分率木材の燃焼は難しかったがこれを可能としている。乾燥機にある程度の破砕機能を取り付け木材の荒破砕のみで乾燥機へ投入できそしてボイラー燃料として活用できる。お金の面でも注目されている地球温暖化対策の設備のため国の補助あるいは融資が受けやすい。
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汚泥と木質バイオマス。記載した提案内容をより確実化するため今後共日々精進するしかない。
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下記ビデオは火気未使用の連続コンベア式乾燥機で汚泥を燃料化するらしい。
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それでは又です。
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2010.2.28 by 博多の森と山ちゃん
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12月30日 今年もたいへんお世話になり有難う御座居ました。
http://kenmori.exblog.jp/13363271/
2009-12-30T20:50:08+09:00
2009-12-30T20:50:10+09:00
2009-12-30T20:50:10+09:00
moritoyamachan
挨拶
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今年2009年も明日で終わりです。私は本日で仕事終了です。
今年一年大変お世話になりました。
お陰さまで年を越すことができます。本当に有難う御座います。
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下記ビデオは火気未使用、木質乾燥機【木材乾くん】の開発成功までの軌跡です。
なお今乾燥機は福岡県森林林業技術センター殿提案・協力 により開発致しました。
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今年は本当にきつかった。一時期どうなることかと思った時期もあった。
だが何とか年は越せそうだ。本当にお世話になり助かりました。有難う御座居ます。
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昨年10月に起きたリーマンショックの影響はしばらく弊社にはなかった。
忙しい日々は続き今年3月は開発したばかりの汚泥乾燥機の納期に追われ私だけでなく
工場の職人でさえ休みなしそして夜遅くまでの残業は続いた。
それに他の製品の現場設置工事もあり4月迄瞬く間に日は過ぎた。
ところがだ。5月の連休明けから途端に仕事が止まる。確かに他の会社の情報は入って
いたがまさか弊社まで不況の波が襲って来るとは半信半疑なところもあった。
だが紛れもなくその波は襲いかかり長い間そのままだった。
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弊社は一切下請けの仕事はやっていない。
殆ど受注生産品であり客先の要望にあわせ設計し製作そして現地設置の運びとなる。
一品料理の製品を作っているのだがそれでも価格競争はあり、あるいは何とか予算内に
との要望に応じざるを得ない状況は長い間続いていた。
何とか価格競争から離れるために自社製品をして先ずは汚泥乾燥機を作りようやく
若干台の実績は積んでいた。
乾燥機の実験機を借金をしながらも何とか作り送られたサンプルで乾燥テストを行い
それに基づき報告書、見積、図面等を提出しそのまま順調にさらなる実績を重ねることは
できるであろうと高を食っていた。
4月以降も確かに引き合いは多く次々とサンプルは送られ乾燥テストを続けた。
中には乾燥が困難な物もあったが乾燥機に手を加え改良し乾燥が出来る状態にまで
こぎつけた。
だが、忙しいながらも肌では感じていた。
中国の台頭によりいずれ国内製造業は衰退の一歩を辿るであろうと。
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次々と乾燥テストをこなし結果を報告する。その案件は次々と舞い込みいずれ決まるで
あろうと安心さえいていた。
ところが受注できない。なかなか受注できない。客先へ赴くのだがなかなか色良い
返事を頂けない。いずれも能力は認めて頂くのだが先行きの不安からか中々新規
の設備にお金を出されない。新規の設備投資が一切されないのだ。
新規だけではなく既存の客先はどうかというと何処もたいへんだった。
既設の客先へ訪問するが首切、一時帰休と燦々たるものだ。
新規の受注はできず既存の客先からも新たな案件は望めない。
この状態が続けば我が零細町工場はお陀仏だと考えていたが時が立つに連れ現実味を
帯びてくいる。このままでは一体どうなるのかと夜も眠れない日々が続く。
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この製造業不況はいずれやって来るであろうと予想は立てていた。
中国の台頭による国内の空洞化による現地生産の本格化。その動きはいずれ起こり
国内のものづくりは衰退への道を辿るであろうとの思いは持ち続けていた。
ものづくりの製品価格は下がる一方でいくら忙しく受注を抱えていても儲からない。
いくら大企業が好景気でも決して零細町工場が潤うことはなくひたすら安値での
仕事を長い間続けていた。
そのため我が町工場の戦略は他社にはない自社製品を作り差別化を図ること。
そして国内ではいずれ売れなくなるので何とか海外販売の足がかりを作りたいと
考えてはいた。
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ところがだ。それは突然起こった。その不況の波に一気に襲われる。
次第に起こると予想した自体が一気に起きた訳だ。
我が町工場も不況の波は一気に寄せもまれることとなった。
だが静観することはできない。ただ景気が良くなるのをただ待っていたのでは潰れる。
いとも簡単に零細町工場はお陀仏だ。それに今後製造業が好況になるはずもない。
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慌てふためいた。しかしじっとしている訳にはいかない。
そのため取った行動は。先ず海外進出、中国への進出方法を探った。セミナーへも
進んで出席した。だが、零細町工場単独進出はリスクが大きくどこかと手を組むあるいは
国内実績を積みその上で支援を受けながら国外へ出るのが懸命だと分かった。
分かっただけでは飯は食えない。今の状況では注文がないのだから仕事はなく
倒産の文字が目の前にちらつくだけだ。
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考えた。国内で飯が食っていける分野はどこかと。考えた。やはり環境分野だ。
汚泥の乾燥については既に手を掛けていたので他のこれから飯が食っていける分野の
乾燥機の開発をできるところを探した。
戦略を手探りで考えた。その戦略は競合他社が気がつかない大手が手を出さない
狭い分野。他社が手を出す前に大手が入り込めない小さな市場。それもこれから
衰退しない環境の分野。
幸運なことに回答は向こうからやって来た。懸命に模索している最中に何と向こうから
やって来たのだ。勿怪の幸いだ。その話に即乗りさらに借金を重ねるのは少々考えは
したが即座に開始した。それがなかなか成功しない。金は飛んでいく一方で時間もかかる。
汚泥の実績があるだけに簡単に考えていたのだが予想もしない失敗が続く。
だが何とか開発成功にこぎつける。職人皆の頑張りもありようやく開発成功したのだ。
それにその開発機をもとに補助金そして助成金申請を重ねる。もらえるものは何でも
もらわないとそれこそ飯の食い上げだ。
職人らの苦労の甲斐もあり木質乾燥機の開発に成功し又一つ飯の種が増えたのだ。
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だが売れない。引き合いは多く乾燥テストも数を重ねる。これからの分野との考えは
的中しているとは思われる。だが未だに売れてはいない。売れないのだ。
確かに開発成功したからと言って即座に売れるはずもない。
売れる方法を探っていかねばならない。まだまだ積極的に攻めなければならないと
自負している。木材乾くんは今後バイオマスが活発になるに連れ新たな売れ方もあるだろうと
日夜模索しているところだ。
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実のところ弊社は9月頃から次第に受注は増え今現在は忙しい日々を送っている。
だが今後この状態が長く続くとは露程にも思ってはいない。
むしろ製造業不況はこのまま続くと思っている。海外現地生産は活発化し国内空洞化は
さらに大きくなる。
弊社町工場の今後の戦略は環境分野へのさらなる深耕とそして海外への販売だ。
既に韓国には実績はあるのだがやはり中国だと思っている。日本国内市場
は萎む一方だろう。
いつも来年こそは飛躍の年にしたいのものだと思うのだが。
来年も環境と海外とのキーワードを胸に今年の書き納めとしたい。
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それでは良いお年をお迎え下さい。今年もお世話になりました。
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来年は私は1月2日より仕事ですブログあるはず。
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2009.12.30 by 博多の森と山ちゃん
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12月5日 【なぜ、今バイオマスなのか(9)林業は今後】 木質バイオマスと木材チップ乾燥機
http://kenmori.exblog.jp/13153444/
2009-12-05T18:50:00+09:00
2009-12-05T18:51:26+09:00
2009-12-05T18:50:54+09:00
moritoyamachan
乾燥機
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日本の林業が再生、活性化されるためには間伐材、林地残材を大いに利活用するのは
たいへん重要な事実であろう。新エネルギーであるバイオマスでの利用は林業再生への
救世主となり得るのではないか。あくまでも木を育てる目的は木工品、建築物利用のため
である。だが、見捨てられていた間伐材、林地残材の利用が促進されれば自ずと化石
燃料との比較でも見劣りしないコストの低減化が期待できる。地産地消、そして地方地域
での重要なエネルギー資源として成立できる。間伐材利用こそが外材輸入に頼らず本来
の森林、木の育成、林業再生への近道だと思われる。だが本当にそうであろうか。
今回は林業の今後について記載します。
だが、弊社はあくまでもものづくりで生計を立てており木材について携わった経験は皆無
に等しい。今後記載する内容は文献に頼っている旨お許し頂きたい。
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下記ビデオ掲載の木材チップ乾燥機【木材乾くん】は岡県森林林業技術センター殿
提案・協力 により開発致しました。
火気未使用熱源低圧蒸気仕様の連続コンベア式木材チップ乾燥機です。
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林業は今後
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間伐材の出口が解放されていれば木材は流れる。補助金をいくら注ぎ込もうが出口が
塞がれていれば木材の生産は増えない。無理に増やせば過剰生産、価格の下落が
待っている。やはり森林の様々な木材を無駄なく利用する必要がある。
例として「カスケード利用」がある。高価な建築用材が最初に取られ次に集積材そして
ボード類、製紙用チップの順に取られる利用だ。森林伐採での末木枝条、残廃材、
木材加工場での屑材、木質廃棄物はエネルギー材と利用しそこで生産された熱、
電力を低質材の加工に振り向ける。余剰の電気、熱は外部販売され、電気需要の
大きさから生産過剰の心配はない。このカスケード利用は山元だけができる。
並材や低質材は山元で加工し付加価値を付けるようにする。従来の丸太、チップの
まま出荷していたのでは買い叩かれ安価な原料供給基地へ転落する。
過去、日本の中山間地には様々な木材加工場があった。ところが戦後山村が
未加工の素材供給基地となってしまったため所得は減り木材産業は廃れた。
ここに新たな木材総合産業を興すことこそが中山間地の活性化そして民有林を健全に
保つことができる。広大な民有林を公的資金で賄えないしボランティアで支えれる性質
のものではない。
新しい木材産業は安定供給、計画生産が必要になる。地域内生産林は木材総合産業
の原料供給部門として位置づけられ地域経済の寄与の視点から評価され得る。
材木の育成のみを造林の利回り云々するのは無意味になるのではないか。
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日本に限らず先進国の中小私有地は転機を迎えている。森林伐採頻度は減少し森林
蓄積量は増加傾向にある。原因は森林所有者が伐採収入を当てにしない、生産的
利用に関心を持たなくなった、森林の保有目的が自然保護、アメニティに移っていること
などがある。特に近年では林業経営だけでは生計は立てることは困難な状況だ。
安定した所得源があり兼業的に森林構造の維持、資産あるいはホビーの対象としての
管理のケースが増えている。だが、一方私的所有の森林であっても地域景観の重要な
構成要素であり公共材的な性格を強めてきている。今後森林利用に公的規制が増加する
可能性が高い。デンマークの私有林の森林面積は4分の3で森林全体の90%は保存林だ。
保存林は森林以外の転用は難しく、伐採後の更新、若齢林の保有、壮樹林の間伐、
未熟林の皆伐禁止などが義務つけられている。ではデンマーク私有林の経営は森林の
取り扱いの設計、実施を殆どコンサルタントに頼っている。コンサルタントは森林所有者の
組合と民間会社で、実際の作業は組合や企業が行うあるいは別の請負会社が行う場合
もある。スウェーデンも同様で森林の経営には直接携わらず請負会社や組合に何もかも
やらしている。詰まり森林所有者に代わり巨大な林業の産業が森林を支配しているような
姿ということだ。さて、日本の私有林は一体どうなるのだろうか。
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今内容の出典元は「木質バイオマス発電への期待」熊崎実著 林業改良普及双書です。
ご興味がある方は是非本を手にしお読みください。今内容以上に詳細に理解ができます。
又、私は決してこの出版社の回し者のでもなんでもありません。
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ここで参考に日本の森林面積について記します。
日本の森林の面積は国土面積の67%。
国が所有し、管理経営している森林を国有林と言い、その面積は国土面積の20%。
(その20%の内天然林が60%、人工林が31%、その他が9%)
個人または法人が所有する森林、私有林は国土面積の39%
地方公共団体が所有する森林、公有林は国土面積の7%です。
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林業に関しての記述は今回で終わります。
だが、今後森林管理においても木質バイオマスとの係わりはより密接になるだろうし
又、ならなくてはならないと思える。それは如何に林業を儲かる産業にするかのひとつの
解決の糸口にはなるはずだ。
確かに、搬出コストの問題、分散森林であるがために間伐コストの問題など課題はある。
間伐材、林地残材の出口の販路を築き地域社会に貢献でき得る循環型エネルギー
社会の形成をどう行っていくかが林業再生への鍵になるになるのではなかろうか。
ただ、私自身はものづくりで生計を立てており林業には一切携わっておらず全て書籍を
頼りに述べているに過ぎない。だが、木質バイオマスが林業再生、林業活性化に繋がる
のであればそのものづくりの面から今現在そして今後も手助けできればとの思いでいる
のは間違いがないと明確に書きとめておく。
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br>
ここで木質バイオマスの必要性を論じている書籍の内容を記す。
br>
1)再生可能なエネルギー 燃焼してもその分植林すれば再生が可能。
2)温暖化防止 カーボンニュートラルな資源の活用。
3)クリーンなエネルギー 完全燃焼すれば煙、窒素酸化物の発生を抑える事が出来る。
又、灰を森林へ戻せる。
4)石油依存体制からの自立 産油国に振りまわされることなく独自エネルギーを手に
できる。
5)貯蔵可能なエネルギー バイオマスの中で容易に貯蔵できるのは木質バイオマス
だけ。
6)産業の創出 地域に新たな仕事、雇用を生む。生産、加工、供給全てが地元に直接
結びつく。地域経済への貢献度が高い。
7)森林の育成 地域の森林に新たな価値が生まれる。森林整備の進展が期待できる。
8)地域産材の徹底利用 製材廃材、松くい虫被害材、ダム流木などゴミとされたものを
資源として生まれ変わらせることができる。
又、地域産材の利用度を上げ林業生産の底上げに繋がる。
9)地域社会の活性化 地域独自のエネルギーセーフネットの構築が可能になる。
循環型社会実現に向けた運動が始まる。
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出典元「森林バイオマス」NPO法人SDG 伊那谷森林バイオマス利用研究会編
川辺書店出版
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今シリーズ次回より具体的に木質バイオマスの内容に入ろうと思います。
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火気未使用。熱源低圧蒸気連続コンベア式乾燥機、木材チップ乾燥機【木材乾くん】。
福岡県森林林業技術センター殿提案・協力 により開発致しました。
木材チップ乾燥機のページ
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木材チップ乾燥機のカタログ
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明日日曜日も、もちろん仕事に精を出すブログあるはず。
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2009.12.5 by 博多の森と山ちゃん
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12月4日 【なぜ、今バイオマスなのか(8)伝統的な林業は】 木質バイオマスと木材チップ乾燥機
http://kenmori.exblog.jp/13144624/
2009-12-04T18:49:00+09:00
2009-12-04T18:53:52+09:00
2009-12-04T18:49:16+09:00
moritoyamachan
乾燥機
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我が日本のエネルギー自給において今後、いや今現在再生可能エネルギー
利活用は必要不可欠なはずだ。太陽光、風力はどうしても天候に左右される。
天候の関係はなしにエネルギーが供給できるバイオマスは稼働率の点からも
有利だ。そのバイオマスも様々な種類があるが今現在焦点を当てているのが
木質バイオマスだ。だが問題は多々ある。その問題点のひとつが木材供給元である
はずの林業が抱えている。その林業に前回のエントリー同様今回も焦点を当てたい。
今回までは前回同様林業の過去から最近までの姿について記載します。
だが、弊社はあくまでもものづくりで生計を立てており木材について携わった経験は
皆無に等しい。今後記載する内容は文献に頼っている旨お許し頂きたい。
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伝統的な林業は
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木材生産量の大きな減少は経済の国際化からは取り残され国内林業の競争力は
急速に力を失った。もともと国内林業は労働集約的で過去木材消費量が膨大であった
事もあり労力をかけても単位面積当たりの収穫量を多くするやり方だった。
転換期が70年半ばで、安い外材がいくらで入るようになる。ここでコスト削減と言う方法を
取らず良質材を生産する方法が選ばれた。年輪のつんだ通直な無節材を作れば外材と
競争なしに高く売れるからだ。だが、そのためには密植して下刈、枝打ち、間伐を繰り返さ
なければならずどうしても労働投下量が多くなる。その結果欧米諸国と比較すると
単位面積当たりの人員が10倍程度も必要となった。それでも高価でも一時期優良材は
売れていた。ところが最近は年輪、節、色つやの特質はあまり評価されず優良銘柄の
値崩れが目立つようになる。手工芸的職人的な利用から工業的工場生産的な利用へと
変化した。従来、職人が自然の樹木の個性を生かし木工品や建築物を作ってきたが、
木材の個性は無視され信頼性の高い均質な材料に作りかえられるようになった。
木の大きさ形状関係なく分け隔てなく使われる合板、集成材、バーティクルボード、
ファイバーボードなど並材、低質材の時代へと変化していった。
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木材供給側も海外では成長が早い早生樹を育成し短伐期で回転させる方式が台頭し
ユーカリ造林などはその典型だ。今後このやり方が熱帯、亜熱帯を中心に増加すると
予想される。世界の天然資源が枯渇しているにも係わらず値段が上昇しないのは
こういった生産面、消費面での変化のためだ。日本のスギの立木価格は国際的には
決して安くはない。だが、人手を掛ける人工林業では採算が合わないのだ。
50、60年生を皆伐してもその代金で伐採跡地を再造林する経費は出ない。
これまでは森林所有者の道義心で人工林を切れば植えていた。ヨーロッパ諸国のような
伐採後の造林義務付けの法律なしに再造林は行われていた。だが背に腹は代えら
れない。その再造林さえも危うくなっている。
又、皆伐すると造林が不可能になる。並材、低質材の時代になったとしても皆伐林業が
台頭することはなく、日本では間伐でつないでいくことになるだろう。
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間伐の繰り返しであれば間伐材が低質材など商品化されなければならない。だが、
実際は間伐材で収入を上げるのは難しい状況だ。その最大の要因は出材コストだ。
日本の山の地形は複雑で急峻の上、森林所有規模が零細で分散している。手作業中心
から機械化が進み、品質よりもコスト勝負となると地形と所有構造がマイナス要因となる。
コストを下げるには木材搬出路の整備だ。林道は森林経営のインフラでありこれが
なければ今後の長伐期多間伐林業はあり得ない。又、所有と経営の分離をはかり
まとめて間伐そして計画的に実行できるようにする。
我が国の私有林は農地に付随し、過去農業生産に必要な緑肥、敷料、飼い葉、燃料を
供給していた。やがて戦後の木材景気で針葉樹の人工林に転換されたが今はその
人工林から収入は上げることはできず森林保有が負担となり、森林所有の意味がなく
なっている。放置森林は広がり計画的施業はますます困難になっている。本来、森林は
地域経済を支える重要な資源であるべきだ。
今後間伐の収支が合うようにするには1)集団間伐そして2)間伐材販路の確保である。
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今内容の出典元は「木質バイオマス発電への期待」熊崎実著 林業改良普及双書です。
ご興味がある方は是非本を手にしお読みください。今内容以上に詳細に理解ができます。
又、私は決してこの出版社の回し者のでもなんでもありません。
br>
今シリーズ林業については次回まで続きます。
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木材チップ乾燥機のページ
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それでは又です。
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最近開発した木材チップ乾燥機は我が県の名称使用許可を頂きました
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2009.12.4 by 博多の森と山ちゃん
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12月2日 【なぜ、今バイオマスなのか(7)林業は一体】 木質バイオマスと木材チップ乾燥機
http://kenmori.exblog.jp/13126775/
2009-12-02T19:19:00+09:00
2009-12-02T19:20:36+09:00
2009-12-02T19:19:43+09:00
moritoyamachan
乾燥機
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バイオマスの中でも食料問題そして効率、エネルギー収支から木質バイオマスは有利な
立場にあると思われる。ところがこの木質は様々な問題を抱えている。その問題ついて
探求していきたいと思う。
だが、弊社はあくまでもものづくりで生計を立てており木材について携わった経験は
皆無に等しい。今後記載する内容は文献に頼っている旨お許し頂きたい。
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林業の過去
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必ず推進すべき木質バイオマスでな先ず原料の供給元である森林の問題に突き当たる。
課題は国内の林業の大きな不振だ。
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過去、第二次世界大戦後木材市場は好景気に沸いていた。売れそうな木は手当たり次第
切り出され、山は年を経るごとに薄くなっていった。山岳地帯の国有林の天然の林でさえ
伐採が進み丸坊主の山があちこちに出てきた。雑木林、成長が止まった老齢の天然林
さえも積極的に伐採され当時は成長の早い針葉樹の人口林に変える政策が取られて
いた。広範囲の伐採、皆伐により山崩れ、川の流れの不安定さにより土砂崩れ、
洪水が何度もあちこちで起き、木材供給増加のため人工造林が急がれた。だが、
林木が収穫できるようになるまでには20年、30年はかかる。需要増加には到底間に
合わない。その結果、外国産の木材が大量に輸入されるようになる。日本の林業は安い
外材に負け市場競争力を失い木材生産量はとめどもなく落ち込んでいく。
だが、外材輸入のお陰で日本の森林は救われた面もある。もし外国産を輸入しなけければ
日本の森林はさらに荒れひどい結末を迎えることになっただろう。
一方、東南アジアでの日本への木材輸出により森林消滅と言う由々しき問題が本格化
していく。熱帯雨林の乱暴な伐採により破壊されていった。森林破壊の現場が日本から
海外へ移った訳だ。これは熱帯、北方の森林の犠牲の上で国内の森林の保護が成り
立っていたと言える。
ところが国内での森林を管理し早く自前で木材が出荷できるようにしなければいけない
この期間森林放棄と言う最悪の事態が待ち構えていた。国内森林4割の人工林がまともに
除伐、間伐されず放置されたままになっている。森は間伐されなければ過密になり
活力を失い携わる人々は収入がなくなり人は出て行き管理ができなくなる。
その原因は間伐材の出口の問題だった。間伐されても利用されず経費は国の補助
だけで足りず所有者にはコストの負担がある。間伐材の行き先がないのであれば
収入はない上、お金を取られる。これでは誰も森の管理はやらなくなる。
そこで間伐材を利活用する様々な活動が行われている。その中でも木質バイオマス
での利活用は大いに期待したい。
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林業の危機
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80年以降1000年以上に渡って活況を呈した森が利用されなくなり木材生産量は
減少の一途を辿り木材自給率は20%を切っている。
世界全体の流れは原生林の時代は終わり木材生産は人工林に移りつつある。
特にヨーロッパ諸国では木材生産量が増えている。これは林業に対する考え方の
違いにあるのではないか。例えばイギリスでは人工林を保有するのは金融機関や
投資家であり、経営は民間の林業請負会社。請負会社はたくさんの山を一括経営。
学卒の若い技術者が能率的な林業機械を使いこなす。
一方、日本は林業の長い伝統に縛られ年輩者が細々と家族経営でやっている。
この差が出たのかも知れない。
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又、価格の問題がある。建築用材木の価格には1)製材品、2)製材用丸太(素材)
そして3)伐採される前の立木の価格の3種類がある。これらのうち立木価格の下落が
著しい。
60年代までは木材需要旺盛での国産材立木は高い価格だった。
だが、70年代に入り木材需要の伸びがなくなり外国産木材の輸入に伴い次第に外材が
市場価格をリードするようになると国内産丸木、立木の値段を押し下げた。
日本の製材業は規模が小さく機械化も遅れた。70年代以降北米、北欧との生産性
格差が目立つようになる。平均賃金の上昇、生産コストの上昇も影響した。
大型機械を使用する欧米と比較すると労働生産性に3倍の開きがある。
(森林の山の形も影響しているのだろうか。)
85年以降は木材市場はほぼ完全に国際化され外材も資源の枯渇により上昇するように
なる。製材価格も上がっている。しかし、国産材特に立木の価格は下がっている。
以前とは様相が変化が出てきている。建築様式の変化に伴いスギ、ヒノキの需要の
減少。一方供給側は政府の助成などで生産量を増やそうとする。需要と供給の関係が
崩れている。
又、木質材料は人工乾燥、再加工、仕上げ加工と工場化され、従来大工が製材工場
からの挽材そのまま建築現場へ持ち込むことはなくなって行った。
住宅での立木代のコストのウエイトが次第に低下し材木を育てる森林保有者へ行く
お金が減少傾向にある。
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今内容の出典元は「木質バイオマス発電への期待」熊崎実著 林業改良普及双書です。
ご興味がある方は是非本を手にしお読みください。今内容以上に詳細に理解ができます。
又、私は決してこの出版社の回し者のでもなんでもありません。
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今シリーズまだまだ続きます。
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2009.12.2 by 博多の森と山ちゃん
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11月28日 【なぜ、今バイオマスなのか(6)バイオ燃料】 木質バイオマスと木材チップ乾燥機
http://kenmori.exblog.jp/13088190/
2009-11-28T16:33:39+09:00
2009-11-28T16:33:38+09:00
2009-11-28T16:33:38+09:00
moritoyamachan
乾燥機
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地球温暖化、化石燃料の枯渇からどうしても新エネルギー、再生可能エネルギーの
利活用を急がねばならない。
だが、エネルギー使用の現状からは化石燃料に頼らざるを得ない。
原子力はCO2排出は少ないのだが放射性の危険がある核を取り扱う以上ウラン濃縮、
そして使用後の廃棄物処理に問題、特に安全性に課題が残る。
又、国内で核燃料サイクルのためのMOX燃料を作り出すことに成功していない。
石炭火力はガス化、排熱利用等で30%は効率アップが現実化しその上、木材燃料を
石炭を混焼する発電所が増加している。CO2削減効果は上がるだろう。
だが、化石燃料を使用する以上CO2削減課題の根本的解決ではない。
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新エネルギーの中で3大エネルギーの二つ太陽光、風力によるエネルギーは
どうしても天候に左右され稼働率がもうひとつのバイオマスエネルギーと
比較すると落ちる。
太陽光発電補助は今回の事業仕分けで見直しとなったが今後の行方は
どうなるかは不明だ。
又、風力は周辺への低周波数による健康被害の課題が残る。
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これからはバイオマスについておさらいしながら探求していきたい。
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バイオマスとは
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バイオマスの種類としては大きく3つの種類に分けられる。
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カーボンニュートラルとは直訳すればカーボンは炭素、ニュートラルは中立なので
「環境中の炭素循環量に対して中立」となる。
石油などの化石燃料を燃焼させると、大気中のCO2が増加する。
しかし、バイオマス由来の炭素は、もともと大気中のCO2を植物が光合成により
固定したものなので、燃料などによりCO2が発生しても、大気中CO2の実質的な
増加ではないというこだ。
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バイオマスと光合成の関係を化学式であらわす場合例として燃焼の場合を記す。
1)光合成とバイオマス
大気中のCO2+地中H20⇒光合成(植物)⇒大気CO2+バイオマスCH20
2)燃料とバイオマス
大気CO2+バイオマスCH20⇒燃焼⇒大気中のCO2+地中H20(雨)
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カーボンニュートラル定義の固定された炭素Cの循環の様子の図が下記の通り。
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バイオ燃料とは
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ではバイオマスの利活用で最も注目されているバイオ燃料とは一体なんか。
バイオ燃料とはその名の通りバイオマスを原材料として作られる燃料のことだ。
それは化石由来の資源であるガソリンや軽油を代替することで、地球温暖化に
繋がる温室効果ガス二酸化炭素の発生抑制そして化石燃料枯渇問題の
解決に対し当然ながら期待されている。
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バイオ燃料の種類
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バイオ燃料は固体燃料、液体燃料そして気体燃料の3つに分類できる。
よく見聞きするのに液体燃料がありそれは 1)バイオエタノール(ガソリン代替)、
と 2)バイオディーゼル燃料(軽油代替)の2種類だ。
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1)バイオエタノール
バイオエタノールの製造方法は基本的にお酒と同じだ。
さとうきびなどの糖質や米、さつまいも等のでんぷん質作物を原料に、これらを
糖化・発酵させ、濃度99.5%以上の無水エタノールまで蒸留して作られる。
また、稲わらや廃材などのセルロース系の原料から、エタノールを製造することも
術的には可能となっている。だが、セルロース系原料からの糖化はでんぷん質原料
よりも技術的には難しく、硫酸による加水分解を利用した手法が主流だ。
現状は実用化のための低コスト化に向けた技術開発がまだまだ必要な段階だ。
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2)バイオディーゼル燃料
バイオディーゼル燃料の代表的な製造方法として、廃食用油を原料として粘性や
引火点を低くするためにエステル化(アルカリ触媒とメタノールを混合)させて作る
「アルカリ触媒法」がある。この方法が工業プロセスの完成度、品質の確保そして
安価にできることからて主流となっている。
他にも「酸触媒法」「酸素法」「超臨界法」「超音波法」などがある。
又、菜種油、ひまわり油等の油糧作物からの直接製造は、コスト面での実現化が難しく
国内では殆ど行われてはいないらしい。
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その他にも様々な燃料はある。
バイオガス、セルロール由来燃料、木質燃料、畜ふん燃料、汚泥燃料、パルプ黒液燃料
等がある。
弊社では乾燥機を製作しておりそれに伴い木質そして汚泥燃料に注目している。
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バイオエタノールの問題
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バイオエタノールの原料となるサトウキビあるいはトウモロコシは本来食料の
はずだ。世界規模でこの両者原料での燃料を使用するとなると当然食料飢餓の
問題が起こる。
又、生産コストが高く1リットルの燃料を作るのに倍の2リットルの燃料が必要だと
一時期言われていた。
食料飢餓と燃料エネルギー収支の問題は今後の大きな課題だと言える。
br>
他に、国際政治的な観点からのコラムがあります。
ご興味がある方はクリックの上お読みください。
「8億台の車を走らせて8億人を飢えさせる バイオエタノール燃料という名の怪物」
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注目する木質バイオマス
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新エネルギーの中のバイオマスでも最も注目したいのが木質である。
木材を原料として使用する場合食料問題は全くない上、間伐材、林地残材を使用
するだけで森林保全、森林保護になる。これは林業活性化にもつながる
又、木質の燃焼効率は非常によく燃料製作時の必要燃料がエタノールと比較しても
少なくて済む。
今後注目している木質バイオマスについて探求していくつもりだ。
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今シリーズ次回へ続く。
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参照及び出典サイト
「九州におけるバイオ燃料製造の現状」
バイオマス燃料製造技術の開発と利活用の推進
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木材チップ乾燥機のページ
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木材チップ乾燥機のカタログ
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2009.11.28 by 博多の森と山ちゃん
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11月24日 【なぜ、今バイオマスなのか(5)バイオマスの利用】 木質バイオマスと木材チップ乾燥機
http://kenmori.exblog.jp/13050225/
2009-11-24T13:36:00+09:00
2009-11-24T17:49:42+09:00
2009-11-24T13:36:21+09:00
moritoyamachan
乾燥機
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現状日本のエネルギー自給率は原子力も原料のウランを輸入に頼るため
2006年度は何と4%程度だ。(前回の今ブログ内容ご参照ください。)
今後、現在の1次エネルギーの殆どを占める化石燃料に頼ることは
CO2温室効果ガス排出による地球温暖化そして枯渇の問題により
更に難しくなる。
当然、今後のエネルギーの供給は新エネルギー、再生可能エネルギーの
利活用が必要不可欠だ。
これらのエネルギーは化石燃料使用せずに自然の太陽エネルギー
を利用したエネルギーでありをそれを存分に使いエネルギー自給率を
上げることは重要な差し迫った課題とも言える。
化石燃料を使用しない再生可能エネルギーの中でバイオマスの利活用は
1)地球温暖化の防止。2)循環型社会の形成。3)新たなる産業の育成。
そして4)一次産業の活性化に繋がると信じて疑わない。
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新エネルギー及び再生可能エネルギーの定義については
今ブログ前回内容をご覧下さい。
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太陽エネルギー利用形態
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太陽エネルギーの利用形態には様々ある。
バイオマスに限れば太陽の光エネルギーを利用したものであり
用途としては燃料として使用される場合は貯蓄性、可搬性に優れている。
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又、燃料としてのバイオマスについては、化石燃料と対比する意味で
「生きた燃料 biofuel」と呼ばれることがある。
「生物燃料」といってもいい。石油や石炭は、太古の昔に生育していた
樹木や藻類が地中に埋もれて化石化したものだ。
また、現在たっている樹木を切り倒して同じような条件のもとに
何百万年も放置すれば化石燃料になるだろう。
両者がともに燃料として有用なのは、太古または数十年前に
太陽が放射したエネルギーをしっかり貯め込んでいるからである。
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再生可能エネルギー
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再生可能エネルギーとはその名の通り、再生が可能なエネルギーのことだ。
常に一定量地球に降り注ぐ太陽のエネルギーを利用したものだ。
一定期間に供給されるエネルギーは限定されるが、地球は半永久的に
太陽エネルギーの恩恵を受けるため利用も半永久的にできる。
枯渇する化石燃料とは異なる大きな特徴だと言える。
バイオマスは一時的に太陽エネルギーを貯めたものであるから、
再生エネルギーとして考えられる。
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再生可能エネルギーは様々あるがそのエネルギーの形態、
使用用途としては電力だ。
だが、バイオマスは電力、燃料そして化学品と使用用途は
電力のみに限られない。
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再生可能3大エネルギーでの稼働率で最も効率が良いのはバイオマスだ。
例えば発電で話を進めると、バイオマス発電が太陽発電及び風力発電と
大きく異なるのは稼動率だ。
前者2つの発電方式はその性質上、天候に左右され、稼動時間が制限される。
しかし、バイオマス発電は天候に左右されず常時発電が可能なため、
稼働率が前2者に比べ格段に高い。
稼働率が高ければ投資額に対する発電量は大きくなり、バイオマス発電は
他の2方式と比べ、投資単価に対する年間発電量が大きいと言える。
これは、バイオマス発電が安い費用である程度まとまった量を供給することが
できることを表している。
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エネルギー自給を高めるには太陽光、風力、バイオマス等ひとつの方法に
頼るのではなく様々な方法を利活用するべきであろう。
それぞれに特徴があり当然長所、短所もある。
木質バイオマス分野では弊社の木材チップ乾燥機「木材乾くん」が少しでも
お役に立てれば。
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今シリーズ次回へ続く。
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参照及び出典サイト
バイオマス燃料製造技術の開発と利活用の推進
木質バイオマスって?
再生可能エネルギー、新エネルギーって何?
新しい発電方式「木質バイオマス」の可能性
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木材チップ乾燥機のページ
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2009.11.24 by 博多の森と山ちゃん
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11月20日 【なぜ、今バイオマスなのか(4)化石燃料枯渇】 木質バイオマスと木材チップ乾燥機
http://kenmori.exblog.jp/13014670/
2009-11-20T17:03:00+09:00
2009-11-20T20:04:52+09:00
2009-11-20T17:03:40+09:00
moritoyamachan
乾燥機
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今回はエネルギー供給について記したい。
当然化石燃料枯渇と言う問題に突き当たる。
それに今後のエネルギーをであればどうしても原子力発電については
現実問題として真っ先に記しておく必要があるであろう。
そして新エネルギー、本題の木質バイオマスを探求していきたいと思う。
しかし、なかなか主役へたどり着けない。
又、殆どが抜粋記事である旨お許し下さい。
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日本のエネルギー供給
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日本の高度経済成長をエネルギー面で支えたのは、以前の石炭に代わって
大量に安価で供給されるようになった石油だ。
石油を大量に輸入し、1973年度にはエネルギー供給の77%を頼っていた。
1973年の第一次石油ショックによって、原油価格の高騰と石油供給途絶の
脅威を経験した。
それ以降エネルギー供給を安定化させるため、石油依存度を低減させ、
原子力や天然ガスなどを導入した。
その後、再び原油価格が大幅に高騰した1979年の第二次石油ショック後は
原子力や新エネルギーの開発・導入も加速させた。
現在の石油依存度は47.1%(LPガスを含む)だが、第一次石油ショック
当時の77%と比べると、かなり低減している。
しかし、天然ガス、石炭の依存度も依然高く、化石燃料全体の依存度は
82.7%と極めて高い水準を維持している。
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石油や石炭などの一次エネルギーは、その半分近くが二次エネルギーである
電力に転換される。
一次エネルギー総供給のうち発電に用いられる割合(電力化率)は、
1970年度には27.8%であったものが、2006年度では42.7%に達してる。
発電の分野では、石油から代替が大きく進み、2007年度では、原子力が25.6%、
石炭が25.3%、天然ガスが27.4%と主力を占めている。
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日本のエネルギー自給
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一次エネルギーのうち、自国内で確保できる比率をエネルギー自給率と言う。
日本はかつて国産石炭や水力などの国内天然資源エネルギーの活用により、
1960年には約6割の自給率を達成していた。
しかし、その後の高度経済成長の下で安価な石油が大量に供給され、
石炭から石油への燃料転換が進み、石油が大量に輸入されるとともに、
石炭も輸入中心へと移行したこと等から、エネルギー自給率は大幅に
低下した。
更に石油ショック以降に導入された天然ガスや原子力の燃料となる
ウランについてもほぼ全量が海外から輸入されているため、
2006年のエネルギー自給率は水力等わずか4%だ。
これは、低いと言われる日本の食料自給率(カロリーベース)40%と比較しても、
大幅に低い水準となっており、また諸外国と比べても低くなっている。
なお、原子力の燃料となるウランは、一度輸入すると長期間使うことができる。
原子力を準国産エネルギーと考えることがで、この考え方によれば、
エネルギー自給率は2006年には約19%となる。
だが、これでもエネルギー自給率は低いと言える。
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石油のほぼ全量を輸入する日本では、原油の安定的な供給を図るため、
油田等の探鉱や開発を行う権利を有する自主開発原油の確保に向けた
取組を進めてきた。
この結果、我が国の自主開発原油の比率は、1973年度の約8%から
2007年度の約19%と倍増したが、諸外国に比べると依然として
大きく立ち遅れた状況にある。
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世界のエネルギー供給
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2030年には世界のエネルギー消費量は現在の1.5倍に達する見込みであり、
その増加分の約半分はアジアによるものとされる。
世界でも特に中国、インドなどの新興国は、今後の経済成長に伴い
石油や石炭、天然ガスといった化石燃料の需要がますます大きくなると
予想されている。
他方、世界のエネルギー供給可能量(可採年数)は現在の消費ペースを
前提として石炭は133年分と見込まれる反面、石油は42年、天然ガスは60年と
見込まれている。化石燃料は限りある資源だ。
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最も需要量の大きい石油については、第二次石油ショック以降の価格下落等
を背景に産油国における開発投資が停滞した。
需要に見合った供給力の確保の懸念は一部残されている。
又、石油は政情の不安定な中東地域に偏在している。
需要の見通し通り石油需要が増え、世界中が中東からの輸入により
多くを頼ることになれば、世界のエネルギー全体が中東の政情に
大きな影響を受けることになる。
又、石油や天然ガスの供給が需要を下回れば、エネルギー価格が
高騰するとともに、必要な資源を確保することが困難になる可能性がある。
特に、国内に資源が乏しく、エネルギーの大部分を海外の化石燃料に
依存している日本は、世界のエネルギー情勢の変化に大きく影響される。
アジアを中心とするエネルギー需要の急増、国際エネルギー市場の構造変化
など日本のエネルギー供給は問題点を抱えている。
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原子力発電
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原子力は発電過程においては二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーだ。
又、1979年の米国スリーマイルアイランド原子力発電所事故、
1986年の旧ソ連チェルノブイリ原子力発電所事故等を契機に、米国その他の国々に
おいても、原子力発電所の建設が停滞した状況がこれまで続いていた。
近年になって、地球温暖化対策やエネルギー安定供給等の観点から、
世界各国で原子力発電所の新増設が見られるようになっている。
世界的な原子力低迷の時代においても着実な原子炉建設を続けてきた日本は、
その経験から原子炉製造技術や原子力発電所建設についての高い能力を獲得し、
世界の主要な原子力産業グループの中心的な立場を占めている。
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だが原子力発電は核分裂により発電するための資源ウランが必要だ。
ウラン資源を安定的に確保するためには、多様な国の鉱山権益を取得し、
自主開発をしていくことが必要となる。
又、発電するには天然ウランを濃縮する必要がある。
ここでウランについて記すと、
「天然ウランの中には、中性子が衝突すると核分裂をして
膨大な熱エネルギーを放出するウラン235と核分裂しにくいウラン238がある。
天然ウラン鉱石の中に含まれているウラン235の含有率はわずか0.7%しかなく、
このままでは原子力発電所(軽水炉)の燃料として使用することはできない。
そのため3~5%程度にまで濃縮する必要がある。これをウラン濃縮と言う。」
最近イランでのウラン濃縮施設の問題を耳にしたことはないだろうか。
このウラン濃縮により核兵器原子爆弾が作れるからだ。
ちなみに日本の広島に落とされた原子爆弾(原爆)はウラン235が使用されたが
長崎の原子爆弾(原爆)はプルトニウム239が使用された。
北朝鮮での原爆計画は黒鉛炉によるプルトニウムだとされる。
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現状発電資源であるウランの濃縮施設は
Rosatom(露)、USEC(米)、AREVA(仏)、URENCO(英・蘭・独)そして中国等に
に存在する。
日本には青森に日本原燃ウラン濃縮工場がある。
このウラン濃縮については9割以上が海外の工場に頼っているのが現実だ。
濃縮の需要拡大への対応も、ウラン資源確保と併せて重要な課題だ。
もちろん日本も濃縮のための遠心分離機の技術開発等を行っている。
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原子力発電と核燃料サイクル、廃棄物処理、処分
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原子力発電所で使用したウラン燃料(使用済燃料)には、まだ使える
ウランやプルトニウムといった有用な物質が残っている。
これらの有用物質を再処理、分離回収し、再利用することによって限りある
ウラン資源を有効利用することができる。
このようにウラン燃料などの核燃料をリサイクルする一連の流れを核燃料サイクルと言う。
使用済燃料を再処理し、回収したウランやプルトニウムを既存の原子力発電所
(軽水炉)で利用により、直接処分した場合に比べて、1~2割のウラン資源の
効果がある。
ここでMOX燃料について記しておく。
「原子力発電所でウラン燃料を燃焼させると、ウランの一部がプルトニウムに
生まれ変わる。
ウランには、核分裂しやすい(燃えやすい)ウラン235と、核分裂しにくい(燃えにくい)
ウラン238がある。
ウラン燃料は、濃縮により燃えやすいウラン235の割合を3~5%に高めたものだが、
この燃えやすいウラン235の代わりに、再処理工場で使用済燃料から取り出した
プルトニウムを使うのがウラン・プルトニウム混合酸化物 [Mixed OXide] 燃料、
つまりMOX燃料だ。
MOX燃料の大きさや形は、現在原子力発電所で使っているウラン燃料と全く同じだ。」
最近九州電力の原子力発電で話題になっているがこのMOX燃料を使用した事に
よるためだ。しかも日本国内では未だMOX燃料を作り出すことは成功しておらず
フランスから輸入した。
又、MOX燃料を使用した発電をプルサーマル発電と呼ぶ。
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原子力発電では核燃料サイクルとともに、廃棄物処理、処分と言う大きな課題がある。
放射性廃棄物の安全で確実な処分を行わねばならない。
放射性廃棄物は、高レベル放射性廃棄物と低レベル放射性廃棄物に大別される。
更に、低レベル放射性廃棄物は、放射性物質の種類や濃度、発生場所によって
様々な種類に分類され、管理される。
放射能レベルに応じた深度や障壁(バリア)を選び、浅地中処分、余裕深度処分、
地層処分に分けて処分が行われる。
だが、高レベル放射性廃棄物等の地層処分が必要な廃棄物については、
全国の市町村を対象に原子力発電環境整備機構(NUMO:ニューモ)が
処分候補地を公募しているのが現実だ。
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化石燃料以外のエネルギーでCO2排出が少ないのであれば原子力発電に
頼ざるを得ない面はある。
しかし、あくまでも核分裂による発電のため、資源であるウランの確保、ウラン濃縮、
発電後の放射性破棄物の処理、処分そして核兵器使用懸念の課題。
又運搬、放射能漏れ等安全性に対する危険性は拭い去れないものがある。
そこで新しいエネルギーを求めるのは当然だと言える。
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新エネルギー
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新エネルギーとは国の定義がある。この中にバイオマスも含まれる。
下記に抜粋します。
「新エネルギー」とは、自然のプロセス由来で絶えず補給される太陽、風力、
バイオマス、地熱、水力などから生成される「再生可能エネルギー」のうち、
コストが高いためその普及のために支援を必要とするものを指します。
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新エネルギーは、エネルギー源の多様化や低炭素社会実現に資するほか、
分散型エネルギーシステムであり地域経済の活性化への貢献も期待できる
貴重なエネルギーです。太陽光発電、バイオマス利用等は、国民一人一人が
エネルギー供給に参加する機会を与えられるものであり、地域の創意工夫を
生かすことができます。更に、太陽電池、燃料電池、蓄電池を始めとして、
大きな技術的ポテンシャルを有する分野であり、その積極的な技術開発を
進めることは、産業戦略としても重要です。
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参照及び出典サイト)経済産業省 資源エネルギー庁 日本のエネルギー2009より
参照及び出典サイト)日本原燃株式会社サイトより
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次回はようやく本題のバイオマスへ入いれそうです。
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木材チップ乾燥機のページ
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それでは又です。
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トラブルはなるべくさらした方が良いようだ。見栄へっぱリなど必要ないブログあるはず。
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2009.11.20 by 博多の森と山ちゃん
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