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「あんた。晩御飯食べる時ぐらい何かしゃべりいよ。」
「さっきから黙ってただ食べるだけ。」
我が嫁様の喧騒が耳に聞こえる。その言葉にまとわり付いた怒りに似た感情が我が身に
じわりと伝わる。
こういう場面で無視は決して我が保身には良い影響を与えない。
それどころかここでの私の無口が次なる矢継ぎ早な口撃に襲われるのは容易に想像できる。
すかざず、「考えようと。」短い言葉を発する。
「なんば考えようと。」「あんたの顔を見よったら暗くなるやない。」
「何で明るくご飯くらい食べんと。」考えられる内容の言葉が返ってくる。
何度この会話は繰り返されたであろうか。その対処方法は自分なりに
理解しているつもりだった。
この日の夕食時は私は普段以上に無口になりひたすら様々な考えを頭の中を巡らしていた。
脳細胞は今回はことさら究明にそのことのみ狭義に深化に活動していたのであろう。
つい正直な内容が口から出る。
「今回は医薬外劇薬が掛かるしそのガス雰囲気にいつも冒される為、酸化しにくい材質
構造をどうするかの結論を早々に出さんと納期の問題が出てくるとたい。」
私の回答が終わると、我が嫁様と隣に座っている我が息子はしばらく
私を呆然と眺めていた。。。
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